アジア人材育成基金プログラム
アジア人材育成基金
東京都は、2008年(平成20年度)から概ね10年間に渡り、「アジアの発展に資する優秀な人材」の育成につながる諸施策を実行するため、「アジア人材育成基金」を設置しました。
本基金のもと、首都大学東京では、中国、ベトナム、インドネシア、タイ、インド、マレーシア、韓国、台湾、バングラデシュ、フィリピン、シンガポール、ネパール、モンゴル、ラオスの14の国・地域から合計145名の留学生を大学院博士後期課程に受入れました。
うち79名の学生は、アジアの発展や大都市問題の解決に資する高度先端的な研究(「高度研究」)に取り組みました。
実施された高度研究
- 航空機用新素材開発・利用の研究―先進複合材構造と次世代航空技術―(H20~H28)
- 高度医療開発に向けたプロテオミクス基盤技術の創生(H21~H25)
- アジア都市圏における水問題解決のための適応策に関する研究(H21~H25)
- 東南アジアにおける新興・再興感染症の流行最小化に寄与する総合的な予防医学的システムの構築 - 迅速・高信頼性新興感染症スクリーニングシステムの開発 -(H22~H26)
- 食品安全・健康長寿に向けた安定同位体先端技術の利活用(H23~H26)
- 老朽化に向かう都市インフラ施設の長期安全性確保に関する研究(H23~H27)
- 太陽光による人工光合成:エネルギー環境負荷の少ない都市を実現するために(H23~H27)
- 高性能分子触媒が先導する環境低負荷型の革新的化学技術の創製(H24~H28)
- アジア大都市圏の自然環境における生物多様性保全と持続的利用に関する研究(H24~H28)
- アジア地域の風土と社会に根ざした持続可能都市建築の構築技術(H25~H29)